時間軸が少しずれますが普通に一日目からの話しを
パリへは直行便が買えなかったビンボーな私だったので
オランダのアムステルダム、スキポール空港での乗り継ぎがもう
ドキドキするんですよね~
絶対に行ったことのない場所でちゃんとゲートまで行かないと誰も助けてくれない
もしアナウンスされるようなことがあっても英語はさっぱり理解できない…から
毎回命かけてます、乗り継ぎ(笑)
あの液晶画面で見る発着便案内が苦手なんですよ
例えばKLMオランダ航空のKL1243便であっても単独運航であることはまれで
普通はエールフランスなど他社との共同運航というのがほとんどだから
別の便名がついているんですよね
それが30秒おきぐらいにパタパタと表示が変わるから
見づらいし、この便名であっているのかな?と不安になるんです
でもなんとか今回はフランス、シャルル・ド・ゴール空港へ到着しました!
しかし…そこで待ち受けていたものは…
海外旅行に行くと自動販売機と非常に相性が悪いという私の特性がまた生かされてしまいました(泣)
私はオペラ座から少し行ったところにホテルをとってあるので
空港からパリ市内、 オペラ地区へ行くにはロワシーバスで
たまたま空港で一緒になった日本人の女の子はモンパルナスにホテルがあるとのことでエールフランスバス
知らない土地のくせに知ったかぶりしてエールフランスバスの乗り場を迷いながらも一緒に探して
女の子を乗り場に案内したあとロワシーバス乗り場を探す…
ありゃ?見つからないや(泣)
どこだ~どんどん日が暮れてきて心細くなってくる…
なんで人の乗り場は見つけられるのに自分はできないのよ!
と自分自身を叱り飛ばしつつかなり迷ったあげくに
実はエールフランスバスの隣にあったんですよね、ロワシーの乗り場(泣)
さらにチケットを買う自動販売機の操作がさっぱりわからない(泣)
本体はどデカいのに小さいボタンが二つと銀色のデカく細長いそろばん玉みたいなパーツ
あとタッチパネルではない液晶画面だけ
どうやってチケットを選ぶのか
どうやってクレジットカードを使うのかまったくわかりません
何度かいじっているうちに銀色のそろばん玉を回せば
マウスのトラッキングボールのように選択ができることがわかったのですが
今度はクレジットカードの暗証番号がどうしても通りません
お金は硬貨だけが使えて
紙幣は使えない海外仕様…
うが~!
泣きそうになっていると私の前にチケットを買った無愛想なおじさんが戻ってきて
そこで買えないならバスの中で運転手から買えばいいよ
とたぶんフランス語で言われたような(笑)
ありがとう!なかなか優しいおじさんだな~表情怖いけど(笑)
夕闇迫った空港のバスステーションに二両連結のロワシーバスが到着
前から乗って後ろから降りるシステムですね
確かこれは関東のバスのやり方かな?
関西は後ろから乗って前から降りるんですけどね
関係ないけどどうして関東と関西は違ってたりするのでしょう?
とくに言いたいのはエスカレーターの乗り方!
関東は左側に立ち止まって右側を空けますよね
関西は右側に立ち止まって左側を空けます
コレ非常に困るんです
どっちだったっけ?って東京のエスカレーターでオロオロしちゃうので田舎者に見えちゃうから!
でもね、関西方式の方が世界中では標準的なんです
この問題はいつか署名運動をして関西方式で日本統一してみたいと夢見てます
あ、脱線しちゃいました、すいません(笑)
バスで45分くらい…と聞いていたのにパリへの道は非常に渋滞していて
実際は90分以上かかりました
降り立ったところはあの有名なオペラ座
オレンジとピンク色のライトに照らされたオペラ座は迫力があり
とうとうパリに来たのだと思わざるを得ない(笑)
実はあんまり実感がなかったのですが…
だってダーツの旅ですから(笑)
さて…ホテルはオペラ座からメトロでひと駅北へ行ったサン・ラザール駅
夜間のメトロは危険だってイメージがあるから歩いて行けるかな?と
さらに危ない考えでふらふら歩いてみましたが
どの方向かわからないのでタクシーを探してみることに
パリのタクシーは手を挙げても停まらないと聞いていたので
乗り場を探してみましたがわからず(泣)
そこへちょうどお客の降りたタクシーが見えた!
よーしあれに乗ってやる!
横断歩道を走って追いついた!
ドアをトントンしてみたら…
スーツケースを持っていることに気がついて降りてきてくれました
トランクに収納してくれて車内へ
ボンソワール、 えーっとえっと…やはりしゃべられないので
ホテル名と所在地を書いた紙を見せてみる
ニューホテル・サン・ラザールね
そうそう、ニューホテルサン・ラザール!
意味なく復唱してみます(笑)
なんとかわかってもらえたようで
小雨がぱらつく夜のパリを走り出すタクシー
駅からの道のりを覚えておこうと思ったけれど
タクシーに乗れた安堵感でそんなミッションをケロっと忘れて
気がついたら着いてました
さて…チェックイン…できるかな?(笑)
カウンターのメガネ男子に
ボンソワール!レザベイション…〇☆+¥*@
予約券を見せて無茶苦茶しゃべってみる
なんとか通じた(笑)
朝食はどうする?とふいに聞かれ
朝食は確かついてなかったと思ったのでとっさに
ノン! (いらないよ)
と言ってみたら
いや、朝食はついてるよ
毎朝7時30分から一階下のレストランで朝食あるから来るんだよ
あ、そうなの?
部屋は606(シスオンシス)だ。そこのエレベーターで上がるんだよ
もし困ったことがあったら僕に言うんだよ
と私好みのメガネ男子は優しく言うのでした(笑)
でも言いたくても言葉がね…(泣)
しかし…指をさした方向にエレベーターらしき扉がない…
あるのはどこでもドアみたいな赤いドアが一枚…
20センチ×10センチぐらいの長方形の引き手と右上に10センチ×5センチくらいの白いボタンが一つあるだけ
え?え?私聞き間違えたかなぁ?
いやどこをどう見ても扉はこれだけしかない…
???
しょうがないのでその長方形の白いボタンを押してみた
モワッと光ってヒューっと音がした
ジジジジーッ
赤いドアの真ん中の長方形のすりガラスの中の何かが開いて中の明かりが見えた
????何?
もしかしてコレ、エレベーター?
赤いドアの引き手を引いてみる
電球で照らされた小さなゴンドラがそこに
はぁ~これがエレベーター?手動式?!
中には直径1センチぐらいの白いボタンが8コほど並んでいるだけ
6のところを押してみた
ギギギー
ゴンドラの中の銀色の折りたたみドアが自動的に閉まって動き出す
上に上がっているのか下がっているのかなんてまったくわからない
日本のエレベーターは階数表示が出るからどこを通過しているかわかるけど
そんな表示ないし(笑)
ボタンでさえ光ったりしないから押したのかでさえ確認しようがないし(笑)
停まると銀色のドアが内側に折れ曲がりつつ自動的に開くけど
外側の赤いドアは手で押して開けないと降りられない…
半自動ですね、これ(笑)
しかしなんでこんな構造なのかな~と自分なりに考えてみたのですが
どうも省スペースのためみたいですね
真ん中からスライドして開くドアだとドアを収納する戸袋が左右に必要ですが
押して開けるドアならドア一枚分のスペースで行けますからね
うーん、合理的だ(笑)
かなり感心(笑)
部屋もかなり合理的でした
セミダブルのベッドと小さい机とイス
シャワーブースとトイレ、洗面台
壁には小さな液晶テレビ
それだけ(笑)
セーフティーボックスやコーヒーメーカー、冷蔵庫がない!
大丈夫かな…いや、大丈夫じゃなかったなぁ(笑)